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2008年ありがとうございました☆

『メビウスの輪』第2話まで終了いたしました☆

メンバー自身も、まさかこんな展開になるとは(+o+)

この展開どうしよう(^_^.)

など、頭を悩ませつつ、次の無茶振りに心躍らせつつ、お互いの助け合いに感謝しつつ、日々小説は進化しております☆

なんとなく、2008年を象徴しているようにも思えます♪

互いに助け合い、時に悪戯な発想や無茶ブリに泣いたり怒ったり(^_^.)

全国各地で様々な人達に出会い、人の温かさに触れ、助け合い励まし合いながら、数々の試練を乗り越えてきました!

全員の名前を挙げて、感謝の言葉を述べたいところですが、そうなるとBLOGがパンクしてしまいそうなので^_^;それくらい沢山の出会ってくださった方々に、本当に感謝してます!

2008年最高の出会いに!

人とのつながりに!

皆さんと繋がれた、その見えない『糸』に!

ありがとう\(~o~)/

そして、また新たな出会いに胸躍らせつつ

『メビウスの輪』が舞台化できるのか?ドキドキしつつ

2009年IMCは、益々『前進』していきます!!!

IMCと関って下さった皆様が、どうぞ幸せな2009年を迎えられますように☆

よいお年を(^O^)/

IMCあだっち

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『メビウスの輪』 vol.10 音有勇第2話

『メビウスの輪』 vol.10 <br />
 音有勇第2話
〜ハシ〜


会話が弾んでいるのかいないのか…なんだか賑やかになってきた…


百合は意味不明な持論を激しく展開し、


健次は眉間にシワを寄せ、怖い顔をしたままブツブツと独り言をいぃ、ニンマリして独り言の声のヴォリュームが大きくなるとふと我に返り、何事も無かった様に振る舞い、


裕三が英語と日本語が混じる複雑な言語で『髭ソーリー』という唄を歌いだすと、誠がなんとかその曲に合わせて不器用に小踊りが始まる…


自分も誠に誘われ恥ずかしがりながらも小踊りを始めると、健次が心なしか、してやったりの半笑いで喜びをクスクス噛みしめている姿が目に留まった。


そしてそのまんまの半笑いで健次は外に出て、お弁当を持ってきて、半笑いのままみんなに配り出した。


気がつくと18時…夕食の時間か…。


お弁当はこの施設で作られた手作りで、箸は割り箸では無く、回収されリサイクルされると思われるプラスチック製の箸だ。


みんな箸は器用に使いこなしている…妻の絵美もアメリカ人ながら箸の使い方はうまかったな…。


妻は立派な輪島塗りの箸と箸箱を持っていた…お客さんから貰ったそうだ。


そう、妻エイドリアン・エミリーは吉原の片隅にある

『LOVE&PEACE』

というお店ソープ嬢だった。


努おじさんが俺が東大の医学部に合格した時に、ご褒美だとかいって無理矢理連れていかれた吉原で出会った。


これは今まで生きてきた中で一番衝撃的な出会い、一目惚れだった…こんなに綺麗でセクシーな人がいるのか?!

そして吸い込まれる様に店の奥へ連れて行かれると情熱的なキス。
俺はそれだけでトロトロだった…彼女の情熱的なKISSとその風貌にすっかり魅了されてしまった俺は、勝手に運命を感じて口説きまくった…エミリーを見事口説き落とした俺は、結婚までこぎつけた。

しかしあの輪島塗りの箸が弟が上げたものとは…。


弟はエミリーに恋していたのか?!


弟は何も語らず実家の酒蔵を継ぎ、自分は実家近くで町医者を開業した。
近いながらも結婚してからは、エミリーがニューヨークに帰る正月ダケしか実家には帰らなかったが、その時にも弟との会話は無かった…。


思えば小さい頃には良く遊んだ弟との会話はいつしかなくなり、親父も自分も、弟が何を考えているか解らず、小踊りをしながら楽しそうに酒蔵へ向かう姿は不気味な存在感を出していた。

しかし、まさかあの頃実家の酒蔵の奥で大麻の生成を行っているとは知るよしもなかった…。

母の失踪、そして弟の逮捕…やがて発覚した妻の浮気と妊娠、立て続けに起こる悲劇を目の前にして、俺の精神状態は限界を迎えていた…。


次回は
vol.11 深作健次(あだっち) の第3話
『大声』です。

お楽しみにっ(^_-)-☆

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『メビウスの輪』vol.9 山口裕三 第2話‏

Yodogawa ~つけかけのタバコ~

幼い頃の記憶。


母さんはタバコに火を付けた。

一口、二口 とタバコの煙を吸い込んだ。

そして、つけかけのタバコを灰皿に転がし僕の目を見ずに言った。


「ごめんね。」


そう言って家を出て行った。

ずっと、頭に残っている言葉。

「洋画」。

僕のあだ名。

目が青く、髪の毛が赤茶色の僕は周囲からはじかれた。

家にも学校にも僕の居場所はなかった。


誰も僕を必要としない。

僕は誰?

なんで、ここにいるの?

いつも、頭の中を回っていた疑問の答えが煙の向こうにあった。


「僕は本当の家族じゃない。」


つけかけのタバコの煙の向こうの母さんの顔が思い出せない。


次回は、Vol.10、音有勇(志賀ちゃん)の物語 第二話。
「ハシ」です。

お楽しみに。

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『メビウスの輪』vol.8 音無誠 第2話

『メビウスの輪』vol.8 音無誠 第2話
〜ご褒美〜


15歳の冬、その日は、冷たい雨が降っていた…


僕とって母との別れは、とてつもないショックで、悲しみから抜け出せずにいた


いつしか独りでいる時間が増える


ますます、父と兄さんとの距離は深まっていく…

高校3年の夏、進路をまったく決めずにダラダラした毎日を送っていた

父も兄さんも無関心なのか、何も言ってこない


担任との進路相談の日、父兄の代わりに来てくれたのが、父の弟の


努おじさんだった


僕は、努おじさんの事を「トム」と呼んでいた


トムは昔から兄さんではなく、僕をよく可愛がってくれた


同じ次男同士、馬があったのだろう…


トムは、海辺にある10人入れば一杯になる小さなフランス料理のレストランを一人で経営している


引きこもっている僕を見かねてか、トムは自分の店で
「気分転換にバイトしにこないか?」と、誘ってきた


父と兄さんは、反対も賛成もしなかった


僕はその夏、忙しいトムのレストランで働く事にした


衣食住付き、ちょっとした自立気分を味わった


普段はチャラついてるトム


でも、料理を作っている姿は
格好よかった


楽しく優しく頼もしいトムは
僕の理想の兄さんで、僕は少しずつ心を預けられた


トムと過ごした数日間は、自分に素直になれたし、嫌な事を忘れられた


心地いい居場所だった


アルバイト最終日、その日はとても暑く、照りつける太陽が焼けた肌に痛いくらいの日差しだったのを覚えている


トムは頑張ったご褒美にと
ある場所に連れてってくれた


そこは、繁華街の片隅にある小さい店で


『LOVE&PEACE』


と色鮮やかな、ど派手な看板が出ていた


薄暗い店内に入ると、一人の女性が声をかけてきた…


そっと僕の手をつかんで彼女が店の奥に誘う…


彼女の爪には、『真っ赤なマニキュア』が塗られていた


一瞬ドキッとした


彼女は


「エイドリアン・エミリー」


と名乗った


彼女の手は、火照った僕の体を優しく包んだ…


外は激しい雨が降っていた…


この出会いが、後にあの事件につながるとは
僕は、微塵も思ってなかった…


次はvol.9 山口裕三(コジ)第2話

『つけかけのタバコ』です!

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『メビウスの輪』vol.7 吉永百合 第2話

『メビウスの輪』vol.7 吉永百合 第2話
〜小さなラブレター〜

この雰囲気の中私は戸惑っている。
訳の分からないピーター話をしてしまい、そう今正に私は言いあぐねている。
その言葉がぴったりだろう。

「倦ね」

この言葉は兄が高校生の時ノートに認めていた言葉である。

兄は難しい言葉を良く使った。
父にも分からない時がある言葉。
もちろん母には知るよしもない。

弟が兄に絡むと
『僕は今あぐねているのだ。君には分かるまい』
弟は私に
『にいちゃんは今アグネスチャンで頭いっぱいなんだ。すけべえだ!』
そう言いはしゃいでいた。

私はそんな兄が格好良く見えていた。

『あぐねる』

そんな言葉を使う人はこの町ではいなかった‥

そしてそれは兄の口癖になっていった。

テストで赤点取ると
『勉強をやりあぐねているのだ』
女の子に振られると
『君にはもうあぐねた』
夜中に私の部屋をノックし
『百合、あぐねた?』

今思うともう意味が分からない。

きっと兄は、『あぐねた』という言葉を使う事がステイタスだったのだろう。

そしてそんな兄に似た学校の先生に恋をした。

そう、噂だと結婚式当日彼女に逃げられて以来いつでも彼女が戻ってきたら結婚式があげられるようにと新郎衣装に身を包んだ妻夫木聡先生。
あだ名はペンギン。
あの衣装からそんなあだ名がついたのだろう。

ペンギン先生はどこか憂いを帯ていてアンニュイな感じで書生さんのような雰囲気で太宰治に憧れていた私のハートをガッチリキャッチした。

そして初めてのラブレターを書いた。

文学青年にはそれなりの文章をかかなくては‥

そして私は
『あなたをあぐねています』

そう短い文章を便箋に綴り精一杯の勇気を振り絞りペンギンに渡した。

すると次の日、ペンギンに呼び出された。

「百合さん。あぐねるという意味は続けてするのが嫌になるという意味です。
私をあぐねる。
つまり私を続けてするのが嫌。私に何をしているのですか?
授業を聞いていないのですか?
授業放棄とみなして良いのですか?
学級崩壊ですか?
モンスタースチューデントですか?
百合さん?‥百合さん?」

私の小さな初恋は終わった‥

そんな私を見て兄は
「百合あぐねてるね。」
そう言った。

私はノートに
『兄ちゃんみたいな人と結婚したい』
そう綴った。
小さな私の小さなラブレターだった。


次回はvol.8音無誠(よっさん)
第2話〜ご褒美〜

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『メビウスの輪』 vol.6 深作健次 第2話

Otsuka

~ウォシュレットイレ~

人間誰しも洗い流したい過去というモノがある。


臭いモノには蓋をして、そのままレバー一つで何もなかったよぅに洗い流せたなら、どんなにか楽だろう。
愛される事に疲れ果てて、ろくな愛仕方も知らずに育った自分と、周りの環境を恨んだりもした。


小学校3年生のプールの授業中に、担任だった野際洋子先生にプールの中でキスされた。

何が何だか分からないうちに奪われた、望まないファーストキスだった。

それから先生は、事ある毎に僕を贔屓してくれた。

周りもそれを妬んだりしない。というか気付いていない。

僕がハーフである事すら気付かない程の鈍感な奴らだから。先生の僕に対する卑猥な目つきなど気付く筈がない。


5年生の時には、僕の取り合いで秦正憲君と鬼村太郎君が、殴り合いの喧嘩をした程だ。

事の発端である僕は、お互いに旨い事を言っていたにも関わらず、僕が責められる事はなく、喧嘩は空手2段の秦正憲君が勝ったが、その後も鬼村太郎君とは遊んだ。


もちろん、そんなに上手く行く事ばかりではない。


中学生の時に、クラス1の人気者の元木雅弘君が、いつも僕とつるんでいる事に腹を立てた同じクラスのプチヤンキーの王塚範一君に3日おきにイジメを受けた。

しかし、『奇跡の愛され体質』の僕は、いつしか王塚範一君の取り巻き達を味方に付け、気が付くと自分の手を汚す事なく、王塚範一君は周囲からツマハジキにされていた。

そんな王塚君とも、中学を卒業する頃には、めざましく仲良くなっていた。


基本的に愛されるのは、極端に大人な人や男性が多かった。
これは、母から受け継いだ力なのかも知れない。

その後も愛され続けた僕は、正直慢心している部分があった。

『僕を見捨てる人間などいない』と。


きっとその慢心が、母の失踪と、その後の崩壊を招いたのかも知れない。


この汚れきった過去の自分を洗い流し、綺麗な水に還れるのなら、もう一度家族とやり直したい。

家族も同じように思っていてくれる事を願う。

最近の便座は非常に優秀だ。

人が近づくと勝手に蓋が開き、瞬時に便座を暖めてくれる。
僕がパンツを下ろし、臨戦体勢に入る頃には既に暖かい。

あの座る瞬間に、個室で一人『ヒャッ!』と大声を出してしまい、その恥ずかしさを隠す為に無駄に咳払いや、フライング気味の踏ん張り声を上げる必要がないのだから。

本当に優しい。

僕もコイツらくらい家族に優しくなれたらな…。

そんな物思いにふけっていると、『健次君』と呼ぶ声が聞こえた。

勇さんだった。

またやってしまった…

僕はいつの頃からか、トイレで妄想にふける癖がついてしまった。

たぶん、僕が唯一僕でいれる場所だから。

僕が高校を卒業する頃、弟が精神病にかかってしまった。

原因は、僕にある。

もっと弟に愛されるノウハウを教えてあげてれば、もっと両親の愛情を分散出来れば、弟が精神に異常をきたしている事に気付いた時には遅く、アイツは酷く塞ぎこんだり、激昂したりを繰り返すようになっていた。

僕がもっと愛していれば。

そんな弟を救おうと、実家を飛び出し臨床心理士の資格を取り、大学を卒業して臨床医になった。

しかし、臨床医の世界の現状の厳しさと、研修医である立場から、なかなか肝心の弟を診る事が出来ず、僕もまた『トイレ』という殻に閉じ籠るようになってしまった。

日に日にその時間は長くなっていった。

愛する妻や子供が出て行ったのも気付かぬ程に…。


妻の残した手紙の文末は『これでやっと自由にならせて頂きます。ごめんなさい。』だった。


僕もある意味では、父親似だったのかも知れない。


父もまた、トイレに籠るのが好きだった。


たぶん父も、トイレという唯一の場所で自分と向き合っていたのかも知れない。

この扉を開ける頃には、世界が変わって、全て一からやり直せるかも知れない。そう信じて、トイレに籠っていたのかも知れない。



家庭の問題というのも非常にデリケートだ。


でも今なら、一からやり直せるかも知れない。



そう信じて、部屋に戻る事にした。



次回
vol.7 吉永百合(ファンタ) 第2話
『小さなラブレター』

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わたしと小鳥とすずと

『メビウスの輪』第1話まで終了致しました★

コジは、来年2月の舞台の膨大なセリフを覚える作業に悪戦苦闘中

志賀ちゃんは、年末年始のボビー師匠との過酷な稽古の日々

よっさんは、膝の古傷の治療に専念中

ファンタは、大好きなフットサル&クラブW杯に夢中

と、それぞれの目まぐるしい年末の合間を縫い、また互いに出題する無茶ブリなタイトルと写真に翻弄されながら、即興小説を書いております!

…まだ1話ですが(^_^;)

そんな私も、先日まで映画『カイジ』(2009年春公開予定)の撮影をしておりました☆

日程的にはさほど大変ではありませんでしたが、約2か月に渡り、最後は肌を刺すような寒さとの闘いの日々…

昨日は、そんな過酷な撮影を共に闘いぬいたキャスト・スタッフとの打ち上げでした(^O^)

主演の藤原竜也君や大好きな香川照之さんや山本太郎さんの、普段見られないような姿や、原作の福本さんとお話出来たのは貴重な時間でした☆

しかしそれ以上に、同じ現場を過ごしてきた諸先輩方や同志達と酒を交わしながらお互いの経験や価値観を語り合えたのは、大変刺激となり自分も更に頑張らなければなと思いました(*^^)v

その後は、2008年という激動の年を共に闘い抜いた我らがIMCのメンバーとサポートして下さった方々との忘年会という呑みのWヘッダー(^J^)

こうやって、終わってみると不思議なもんで、色々苦労した思い出も、大変だった事も全部まとめて「楽しかった」と言えてしまえるもんですね(^O^)

それで良いんです♪

と、思い出に浸ってるヒマもなく、IMCの挑戦は早速始まっております!

果たして、結末はどうなるのか!?

結末出来るのか??

というか、舞台化できるのか???

『メビウスの輪』第2話

お楽しみに!!!

最後に私が大好きな、金子みすゞサンの詩で締めたいと思います

わたしが両手をひろげても、お空はちっともとべないが、

とべる小鳥はわたしのように、じべたをはやくは走れない。

わたしがからだをゆすっても、きれいな音はでないけど、

あの鳴るすずはわたしのようにたくさんなうたは知らないよ。

すずと、小鳥と、それからわたし、みんなちがって、みんないい。

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『メビウスの輪』Vol.5 音有 勇 第1話

Vol.5 音有勇第1話
〜時計〜


ふと部屋の時計に目をやると集まってからまだ5分しかたっていない…。


重苦しい空気のせいか時間が長く感じる…こんな風に感じるのは俺ダケだろうか…。
会話らしぃ会話が無い…俺自身コミュニケーションというものの取り方を忘れてしまったみたぃだ…。


記憶が凄く曖昧なんだが、多分10年振りくらぃに俺の前に姿を現した弟・誠が俺を強引にここに連れ出していなければ、会話はおろか外の空気さえしばらく吸っていなかったように思う。


部屋にあった時計から、ふと遠い遠い記憶が甦ってきた…妻からもらったアメリカ製の目覚まし時計…そう、妻の旧姓はエイドリアン・エミリー、出身はアメリカで5歳の頃から日本に住み、日本に帰化をしてからは絵美と名乗っていた。


アメリカ人である妻と結婚するまでには色々とあった…あの電撃的な出会い、田舎町の酒蔵である実家からの猛反対、そして弟に酒蔵の後継ぎをさしてまで一緒になった絵美を僕は、異常なまでに愛していた。


幸い子宝に恵まれ、すぐに男の子と女の子を設けた…食後のデザートの前に家族団欒でアメリカンクラッカーをやった…あの頃は笑顔が自然と溢れる理想的な家族だった…しかし、幸せは長くは続かなかった…。


妻への愛情ゆえの俺の束縛はいつしか暴力という形になっていた…。


そしていつしか妻は、

「自由になりたい。」

という事をしばしば言うようになっていった…。


悲劇はすぐに起きた…
妻が三人目の末っ子を妊娠をしたのだ。
…身に覚えのない子だった。


狂気と化して妻に激しく暴力を振るった…。


必死に小さな命を守ろうとする妻の姿に俺の気持ちは折れ、俺はすべてを受け入れる決心をした。


出産を許したものの、髪の毛が赤茶色で目の色がブルーの末っ子に対しては、やはりやさしくしてはやれなかった…。
妻自身も合わせる様に、末っ子には冷たかった様に思う。
今にしてみれば可哀相な事をしたと思っている。


妻は毎年、年末から正月にかけて親戚がいるニューヨークに帰っていた…あの年もいつも通り成田空港へ妻を見送りに行った…。


しかしあの日を最後に現在に至るまで、妻の行方がわからなくなってしまった。

「自由になりたい。」

そぅ言っていた妻の言葉が蘇る…。


毎日アノ目覚まし時計で目を覚ます度に妻の姿を思い出さずにはいられない…。
もぅ何年になるだろうか…。
一体妻の身に何が起こったのか?!
自分のせいなのか…。

そして妻がいない日々から、すべての崩壊が始まったんだ…。


次回は
vol.6
深作健次(あだっち)の物語
第2話
『ウォシュレットイレ』
です。

お楽しみにっ(^_-)-☆

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『メビウスの輪』Vol.4 山口裕三 第一話‏

Photo ~青空~

扉を開けると全員がいっせいに僕を見る。

どうやら、僕が一番最後だったみたいだ。

「じゃあ、座って」と声がする。

「今日はいい天気ですね」とあたりさわりない挨拶が聞こえる。

別にうながされた訳ではないが窓の外を見て見るとたしかに雲一つない「青空」が広がっていた。

僕に光りは注がれない‥

末っ子。

それが僕。

両親の愛は直接僕にではなく兄姉というフィルターを通ってやってくる。

何でも兄さんが一番。

僕は一番最後。

幼い頃の記憶。

絵を描いた。

自分にしかできない、自分を表現する為に。

沢山の絵を描いた。

父さんは何でもよく出来た兄さんを褒めた。

母さんは姉さんに付きっきりだった。


僕は一人。


「青空」


僕はいつも描いていた。

太陽の光によって照される綺麗な「青空」を。

とても綺麗に描けたのだろうか。

ある日、僕は食事中に家族みんなに見せようと自分で描いた「青空」の絵を握りしめていた。

僕が見せようとした瞬間

「ほら、ほら、僕テストで100点取ったよ!」


兄さんの手には100点の答案用紙があった。

両親の笑顔。

結局、僕は自分で描いた絵を見せられなかった。

きっと、その笑顔は僕には向けられないであろうと恐れたのかもしれない。

次の日、僕は今日と同じくらいの「青空」の下で自分の描いた絵を破いてゴミ箱に捨てた。



次回は志賀ちゃんの物語
第一話

「時計」です。

お楽しみに。

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『メビウスの輪』Vol.3 音無 誠 第1話

『メビウスの輪』Vol.3 音無 誠 第1話
〜マニキュア〜


今も、時々夢にででくる
真っ赤なマニキュアを
した笑顔女性…


その笑顔を思い出す度に思う

ゲームみたく
人生をリセット出来たら
どれだけいいだろう…と


あの時あんな事しなければ
よかった…
あの時あの人と
出逢わなければよかった…

後悔ばかりだ…

他人との接触を拒み
自分の世界に閉じこもる
それが
僕、音無誠だった


今も
みんなの前に立つだけで
何も喋れない。
どこから話せばいいのだろう
自分に嫌気がさす

いつからだろう?
こんなに自分が
嫌いになったのは…

僕には兄がいる

子供のころは
よく、一緒に遊んだ

優しくて頼れる
自慢の兄さんだ

父はいつも
兄さんを褒めていた
父にとっても自慢の
息子だったに違いない

『兄さんのようにしっかりろ
兄さんのように、頑張れ
兄さんのように…』

僕は、僕なのに…

いつしか僕は、あまり
父と兄さんと話さなくなった
そんな僕を
母はいつも
気にかけてくれていた


酒蔵の女将の母

化粧っけのない
田舎丸出しの母だったが

家族を大事にする
優しい母だった

僕が15才の時
初めて母に
プレゼントを贈った

『真っ赤なマニキュア』

テレビに出てた女優を見て
『あたしも、化粧して
こんなマニキュアつけたら
美人になるわね〜』
冗談で言ったのだろう…

でも僕は、
着飾った母もみてみたかった

アルバイトをして
母の誕生日に
『真っ赤なマニキュア』を
贈った。

母は凄く喜んでくれた

早速、慣れない手付きで
マニキュアを塗った

恥ずかしいそうに
『どう?似合う?
ありがとうね』
と笑顔で答えた

純粋に嬉しかった

父への不信感
兄さんへの劣等感

母の優しい愛情

このバランスで
僕は、自分の存在を
保てていた気がする…

しかし、これが
母への最後の贈り物
最後にみた笑顔になるとは
思ってもみなかった…


次は
vol.4 コジの物語第1話
『青空』です

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『メビウスの輪』vol.2 吉永百合 第1話

『メビウスの輪』vol.2 吉永百合 第1話
『メビウスの輪』vol.2 吉永百合 第1話
〜アメリカンクラッカー〜

カッチカッチカッチ‥

ふとこんな音が耳に入ってきた。

カッチカッチカッチカッチ

何の音だろう?
どこから聞こえるのだろう?

鳴り続ける音。
フト周りを見渡して分かった。

その音は私の頭の中で鳴っていた。

吉永百合。
私には人生を振り返る暇なんてなかった。
疾風怒濤の人生を駆け抜けてきた。

だから何か語れと言われ戸惑っている。

頭の中が追い付かない。

挨拶しなければ。
しかし言葉が出ない。

『うららかな陽射しが気持ち良い今日この頃‥』

そんな言葉が出てきてしまった。

だめだ‥

私は昔から緊張するとワケわからない言葉が意識とは反し口からこぼれてしまう。

『あの‥』

遠慮がちな声に私はハッとした。

ちゃんとしなきゃ。

そして大きく深呼吸をした私は口を開いた。

『ピーターパン』

何を言ってしまったんだ私は。
しかしもう言い直す事は出来ない。
頭の中のアメリカンクラッカーがなりやまない。
うるさい。

そして私はボソボソとしゃべり出した

『昔友達がみんなでピーターパンの話をしている時に私はピーターさん(♂?♀?)のパンツの話をしているのだと思いました。
見た?見ない?の会話にも、ピーターのパンツなんか見たいか?ってか小学生のうちらの興味の対象としておかしくないか?
と戸惑うもみんなのテンションの異常な高さにピーターパンツの話なんかじゃない!
と気付きピーナッツバターのパンの話か〜と思い、胸をなでおろした。
それも束の間。みんなでピーターパン見ようという言葉もピーナッツバターパン食べようという話だと思っていて。大恥をかきました。』

何を言っているんだ私は。
ピーターパン‥
これは言ってはいけない言葉だった‥
夢の溢れるboys&girlsの話
違う。だって‥これは‥私の家族には‥

ぐあぁー!!!!
心とは裏腹に口は回り続ける。

『あと、アメリカンドック。アメリカの犬だと思っていました。
赤っ恥をかいて泣いていた私に母はアメリカンドックを作ってくれました。
棒に刺したソーセージに衣をつけて揚げて‥
出来たものはほくほくパンのアメリカンドックでなくソーセージのてんぷらだった。
何かが違うと思いながらもみんなで笑いながら食べました。
食べた後は毎晩お決まりのアメリカンクラッカー。』

〈ピーターパン〉その言葉を書き消すようにしゃべくり倒してしまった‥

でも‥そう‥アメリカンクラッカー‥家中がカッチカッチカッチそんな音に包まれていた。


あの頃アメリカンクラッカーは笑顔と共にあった‥。

もしかして母がアメリカと言う響きを意識していたのはこの頃かも知れない。

でもそれは私の中のカッチカッチカッチという音に書き消された。
うるさい。何故鳴るの。もうなりやんでよ。

私のワケわからない話と怪訝そうな顔に周りの人が顔をしかめていた。

どうしていいかわからず笑ってみた。

すると
カッチカッチカッチ
アメリカンクラッカーの音は不思議と鳴りやんだ。

次はvol.3よっさんの物語〜マニキュア〜

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『メビウスの輪』vol.1 深作健次 第1話

~ある体質~

そう言えば、自分と向き合う事なんて、ここ何年もなかったな。

そんな事を冷静に考えながら、自分の人生を振り返っていた。

「健次君?」

もう何年も下の名前で呼ばれる事などなかったから、それが自分の名前である事を理解するのに時間がかかってしまった。

何回呼び掛けてくれていたのだろう。

ふっと我に返ると、何人かが心配そうな顔で自分を見ているのに気付いた。

きっと、恐い顔をしていたに違いない。

あの事件があって以来、考え事をすると眉間に皺を寄せる癖がついてしまった。

そうやって、予防線を張って生きてきた。

あの日以来。

実家には、もう十何以上帰っていない。

だから、自分の身なりや風貌はもちろん、性格まできっとあの頃とは変わっているに違いない。もちろん皆も。

変わってないのは、健次という名前だけ…

何か後悔のようなものが一瞬頭をよぎり、ため息を一つついたが、それがこの空間に対するため息のように周りが感じたようなので「すみません。」と謝ってから話始めた。

「じゃあ、先ずは僕から」と言ってみたモノの、何をどう話て良いのか分からなかったから、少しだけ間が空いた。

その時、「安心して、皆同じだから。大丈夫」と誰かが言った。

またか… と心の中で呟くも、どこかホッとしていた。

昔から、優しい言葉をかけられたり、優しくされる事には長けていた気がする。

というか、僕が望む望まないに関係なく、そうなっていた気がする。

やはり、僕は良くも悪くも『愛され体質』なのだと思う。

そうだ、この話をしよう。

僕の実家は、地元でも有名な酒蔵だ。

と言っても、それは僕の祖父の酒蔵で、今は親父の弟が後を継いでいる。

親父は酒蔵とは全く関係のない仕事に就いた。

何故長男の親父が跡を継がなかったのか分からない。

たぶん、親父が全く酒が飲めないからだと思う。

少なくとも僕は、親父が酒を飲んでいるのを見た事がない。

そんな親父が、お袋と結婚して、僕が産まれた時には、親父より祖父が喜んでいた気がする。

だから僕の幼い頃の遊び場所は、酒蔵だった。

酒蔵に行くと、祖父は色んな物をくれた。

だから僕は、祖父も酒蔵も大好きだった。

親父は僕に何でも買い与える祖父を毛嫌してるようにも見えた。

だから、僕はいつも親父の目を盗んでは酒蔵に行き、祖父に存分に甘やかされて、家では良い子を演じていた。

もちろん、僕は長男だから家でも存分に甘やかされた。

子供の頃の写真を見ると、本当に沢山の物に囲まれていたし、何より写真の多さがそれを物語っている。

妹も、初めての女の子という事で、それはそれで愛されていたのだろうが、何か自分だけは常に暑苦しいまでの愛情に囲まれていた気がする。

弟に至っては、写真も存在しない。

だからその頃から、僕の器用なまでの「可愛いがられ癖」と「愛され体質」が形成されて行ったのかもしれない。

次回は、Vol.2ファンタの物語第1話『アメリカン100nen_gura クラッカー』

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いよいよスタート即興blog小説『メビウスの輪』

おかげさまでIMC 2008 THE GOLDEN ファイナル『一周年記念大祭☆』無事に終了致しました(^O^)

一年間、沢山の方々に支えて頂き、また沢山のご支援を頂き無事に一周年を迎える事が出来ましたこと、心より感謝申し上げます。

そして、早速次回公演に向けて着々と準備が進んでおります!

第1弾は、「即興的小説を即興的に舞台化!!!」

『メビウスの輪』は、IMCメンバーがほぼ即興的に与えられたお題で1日1話の小説を書き、2009年にこの小説を元にした舞台を上演致します\(~o~)/

IMCメンバーが小説を書く際には、以下のルールがあります。

・一人1キャラクター(名前)を決めて、その人の物語を書いていきます。

・投稿した人が次の投稿者(役名)を指名し、お題(その話のタイトル)も決めます。(例:次は志賀ちゃん(役名が決まったら役名)の第2話「讃岐うどん」)

・指名された投稿者には個人的にメールで「むちゃぶり写メ」が送られてきますので、もちろんその写メも掲載し、ストーリーの中に盛り込んで下さい☆

・指名された人は、基本的に24時間以内にストーリーを掲載する事。

・指名が回って来なくても「どうしても掲載したい!」「書き足したい!」と思ったら、「ブッコミ」OK。

・回ってくるまでの話の流れを十分に加味して、ストーリーを進めて下さい。

・とにかく頑張って書いて下さい!

☆BLOGをご覧になる方に

IMCも初の試みで、もちろん即興的に書いていきますので、若干の内容の食い違いや、誤字脱字等お許し下さい(^_^;)

しかし、あまりにもおかしな内容だったり、ズレてたりしたら、ダメ出し・アドバイスを「コメント欄」に是非ご投稿下さい!(IMCは大いに参考にさせて頂きます(^J^)

もちろん、ご意見・ご感想もどしどしお待ちしております\(~o~)/

そして、どんな話になって、どう舞台化されるのか、お楽しみに☆

それでは、今後ともIMCを宜しくお願い致します。

次回『メビウスの輪』vol.1

あだっちの第1話「ある体質」

おたのしみに(*^^)v

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MVPご挨拶

IMC 2008 THEGOLDEN season5 ~IMC1周年記念大祭~

ありがとうございましたm(_ _)m

大盛況のうちに幕を閉じました。

IMCも無事一周年を迎える事が出来たのも本当にお客様のお陰です。

本当にありがとうございましたm(_ _)m

個人的には年間MVPもいただきました。

お客様を楽しませる、感動させる事だけを考え一年間突っ走ってきました。

来年はより一層お客様に笑いを感動を伝えられる女優になっていけるよう精進して参ります!

気軽に感想やダメ出しなどいただけたら嬉しいです(^O^)


そしてMVP賞としまして?
(罰ゲームとの噂もあるとかないとか‥)
バンジージャンプへの挑戦をよぎなくされました‥

それだけでなく、昨日のイベント終了時に

『ファンタ、R‐1への挑戦!』

という過酷なむちゃくちゃ過ぎるむちゃ振りをされました‥

まだネタもないのに‥(ToT)

というか私女優なのに‥

と思いつつもやらなければいけない様です。

まだ今年のIMCが終わった余韻に浸っていますが、
来年もそんなこんなでファンタ全力で頑張って参ります!!

応援、宜しくお願い致しますm(_ _)m


そしてIMCを観に来て下さったお客様、
応援して下さったすべての方、
本当にありがとうございました。
来年も宜しくお願い致しますm(_ _)m

※写真は昨日の打ち上げの様子です


☆ファンタこと今井英里☆
Bd

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